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Arch LinuxのKDEでX11からWaylandに切り替えてみた

Arch Linuxでwaylandを使いたい!

という思いつきで色々自分で調べながら試したので、その備忘録です。

⚠注意⚠

今回はNVIDIAのGPUを使っていません。NVIDIAのGPUを使う場合はまた違う操作が必要になるので、ArchWikiで確認してください。

環境

名称構成
CPURyzen 5 5500U
GPUAMD Radeon Graphics
OSArch Linux x86_64
デスクトップ環境Plasma
ディスプレイマネージャーsddm

パッケージのインストール

Plasmaのwaylandパッケージをインストール

PlasmaでWaylandを使用するためには追加でplasma-wayland-sessionというパッケージをインストールする必要があります。インストールしていない場合はインストールしてください。

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$ pacman -S plasma-wayland-session

sddmの切り替え

通常のsddmパッケージではwaylandを動かすことができないので、AURパッケージであるsddm-gitに切り替えます。

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$ pacman -S sddm-git
looking for conflicting packages...
:: sddm-git and sddm are in conflict. Remove sddm? [y/N] y # sddmをsddm-gitに置き換える
...

コンポジタ

コンポジタとして、KDEのKwinをインストールします。

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$ pacman -S KWin

設定ファイルの作成

waylandで動かすために新たに設定ファイルを/etc/sddm.conf.d/の下に作成します。ファイル名は/etc/sddm.conf.d/10-wayland.confとしてください。また、ディレクトリが存在しない場合は作成してください。

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[General]
DisplayServer=wayland
GreeterEnvironment=QT_WAYLAND_SHELL_INTEGRATION=layer-shell

[Wayland]
CompositorCommand=kwin_wayland --no-lockscreen

ファイルを保存したら再起動します。

Waylandでの起動

ログイン画面になったら、画面左上にあるプルダウンリストからWaylandを選択しそのままログインします。するとWaylandで起動することができます。

デバッグツール

KWinを使用している場合、以下のコマンドを実行することでどのアプリケーションがWaylandで実行されているかの確認を行えます。

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$ qdbus org.kde.KWin /KWin org.kde.KWin.showDebugConsole

最後に

意外と簡単にWaylandへの移行が行えていい感じでした。

参考文献

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